「拍子」音響専門学校で勉強した音楽用語51
拍子(Beat)とは、強弱をつけた音を、小節単位で考えた拍の数の表記をいいます。
2/4拍子、3/4拍子、4/4拍子などがあります。
基本的に楽曲の中には調(key)と拍子が決められています。
曲のノリを決めてしまう重要な拍子ですが、4/4拍子がとてもたくさん使われている拍子です。
下に「4」上に「2」と書いてあったら、2/4拍子になります。
下に「4」上に「3」と書いてあったら、3/4拍子になります。
例外ですが「C」と書いてあったら、4/4拍子になります。
「C」に縦線が入っていたら、2/2拍子になります。
<2/4拍子>
1小節の中に四分音符が2つ入っています。
よく使われる曲のタイプは行進曲などがあります。
足踏みを連想させる曲が多いです。
アクセントは
「強」「弱」「強」「弱」・・・というように続いていきます。
<3/4拍子>
1小節の中に四分音符が3つ入っています。
よく使われる曲のタイプはワルツなどがあります。
馬の歩く音を連想させる曲が多いです。
アクセントは
「強」「弱」「弱」「強」「弱」「弱」・・・というように続いていきます。
<4/4拍子>
1小節の中に四分音符が4つ入っています。
世の中で大変よく使われる拍子です。
ロック、歌謡曲などたくさんのジャンルで使われます。体が自然とノリやすいアクセントです。
アクセントは
「強」「弱」「弱」「弱」「強」「弱」「弱」「弱」・・・というように続いていきますが、よりノリを出すために
「強」「弱」「中」「弱」「強」「弱」「中」「弱」・・・というアクセントが多いです。
ほかにも拍子を組み合わせて、複合拍子や変拍子、ポリリズムなどが作られます。
「複合拍子」
2つのリズムを感じることができる拍子を複合拍子といいます。
1小節の中に八分音符が6つ入っている、6/8拍子という拍子もとてもよく使われる複合拍子です。
「ハチロク」と呼ばれます。
このリズムは大きく見ると、八分音符3つを1拍という捉え方もできます。
それだと、1小節で2拍という捉え方になります。
ほかにも9/8拍子(1小節で3拍)や12/8拍子(1小節で4拍)のような複合拍子があります。
「変拍子」
拍子は基本的に楽曲を通して変わることなく進みますが、途中で違う拍子を入れることがあります。
この拍子が変わることを変拍子といいます。
5/4拍子など、アクセントのつけ方で、2/4拍子と3/4拍子の組み合わせになってきます。
これも拍子が変わっているということで、変拍子に分けられることがあります。
7/4拍子も、3/4拍子と4/4拍子の組み合わせで作ることができます。
「ポリリズム」
ポリリズム(polyrhythm)とは、変拍子と違って同時に同じ拍子のリズムが流れることをいいます。
3/4拍子と4/4拍子のリズムが同時に流れるとアクセントがずれて、また戻ってのくり返しで、独特なリズムになります。
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