DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

「弦」音響専門学校で勉強した音楽用語82

(string)

振動させてを出す、弦楽器発信音になる部分です。

弦楽器の種類は世界中たくさんあります。
弦楽器の種類によってタイプもたくさんあります。

弦楽器

弦楽器歴史上世界各国たくさんあります。
を出す原理は様々ですが、基本はを震わせてを出すという仕組みになっています。
楽器の違いや奏法の違いで、各国、歴史上音楽ジャンルが伝わってきます。

<有名な弦楽器>
バイオリン
ビオラ
チェロ
コントラバス
三味線
琵琶

バンジョー
シタール
二胡
ハープ
チェンバロ
など、他にも世界中の楽器がたくさんあります。

ギターの弦

の種類はたくさんありますが、DTMに身近なギターには大きく2種類「ナイロン弦」と「スチール弦」に分かれます。
こちらは素材はもちろん違いますが、の張り方も変わってきます。

バイオリン、ビオラ、チェロも「ナイロン弦」と「スチール弦」があります。

<ナイロン弦>
クラシックギター(ガットギター)など。

<音>
中域の効いた、柔らかい優しい音。
「ポローン」という響き。

<ギター以外の楽器>
ハープ、ウクレレ、ギタレレ(ウクレレサイズのボディでできたミニギター)など。

<スチール弦>
フォークギター、エレキギター、12弦ギター、スチールギターなど。

<音>
高域の効いた、鋭い硬い音。
「ジャラーン」という音の響き。

<ギター以外の楽器>
マンドリンなど

<ガット弦>
羊の腸から繊維を取ってねじったものを弦にしている「ガット弦」という弦もあります。
この弦を使ったギターがガットギターと言われ、バイオリンなどにも使われています。
現在ではナイロン弦の方に移行しつつあります。

弦のゲージ

ゲージとはの太さです。
メーカーによって分類が若干変わってきますが、一般的にレギュラーを中心に「細めのもの」が用意されています。

「太めのもの」はヘビメタなど、ジャンルによっては効果的に使用されます。

初心者の方はフォークギターは特にFコードで挫折する人が多いので、やめてしまう前に一番柔らかいで練習してみることをオススメします。
弾きやすくて楽しくなると思います。
慣れてきてからレギュラーの太さに変えても良いと思います。

ライトゲージとレギュラーゲージのメリットデメリット

<ライトゲージ>
○ 弦が柔らかくて弾きやすく指先が痛くなりにくい。
○ チョーキングが楽にできる。

× 音が細い。
× 弦が切れやすい。

<レギュラーゲージ>
○ 
芯がしっかりして、ギター本来の響きが得られる。
○ 弦が切れにくい。

× コードを押さえるのに力がいる。

エレキギター

<ライトゲージ>
1弦:009 2弦:011 3弦:016 4弦:024 5弦:032 6弦:046

 

<レギュラーゲージ>
1弦:010 2弦:013 3弦:017 4弦:026 5弦:036 6弦:046


〜 フォークギター 〜

フォークギターはしっかりしたが出ないと本来の良さが出ないので、エレキギターよりは太めです。

<ライトゲージ>
1弦:010 2弦:014 3弦:023 4弦:030 5弦:039 6弦:047

 

<レギュラーゲージ>
1弦:012 2弦:016 3弦:024 4弦:032 5弦:042 6弦:053

弦の種類

の種類もいくつかあってそれぞれ特徴があります。

 

<ニッケル>
一般的なベース・ギター弦の素材です。
価格も安く、弦交換を頻繁にするギターにはニッケルで良いと思います。

<ステンレス>
硬くクリアな音質です。
少し価格は高めですが、ギターの音を追求したい方は一度お試しください。

<コーティング弦>
弦がコーティングされています。
弾き心地に少し違和感がありますが、一番のメリットは長持ちする事です。


〜 ベース 〜

上記のギターに沿って、ベースも説明します。

<ゲージ>
一般的なベース弦のゲージは以下になります。

 

1弦:045 2弦:065 3弦:080 4弦:100

<ベース弦の種類>
ギター同様、「ニッケル」「ステンレス」があり、その中で「フラットワウンド」というタイプのものがあります。
フラットワウンド」はの表面の凹凸がなく、ツルツルしてスライドタッチノイズ指弾きは感触が違います。
フレットレスベースウッドベースにはこちらのタイプが使われます。

弦の交換

エレキベースはそこまで定期的に交換はしませんが、エレキギターは定期的に交換してメンテナンスをしないと劣化していきます。
古いの音が好きという方もいますが、弦交換直後のはギラギラして芯もあり抜けも良いになります。

DTMに使用しているギター1ヶ月〜3ヶ月くらいでも良いと思いますが、ライブで使う人はが錆びやすく交換頻度ももっと短い方が良いです。
僕がプロで活動していた時は年間100ライブをやっていたので、ライブ2回で交換というペース弦交換をしていました。
すぐにが錆びて交換をサボると、ライブ中にが切れるという事をなんども経験しています。

弦交換はしっかり調整しないと弦交換直後はチューニングが狂いやすくなります。 

チューニングは音の低い方ところから、ペグを回して上げながら、を巻きつけながら合わせていくのが基本です。
下げながらチューニングすると、巻きつけの遊び部分が緩(ゆる)んできます。
張り方もある程度伸ばしながらを張っていきます。

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『弦』について、もっと詳しく知りたい方はこちら

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