DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

「アルペジオ」音響専門学校で勉強した音楽用語97

アルペジオ(Arpeggio)

和音をひとつずつ鳴らして分散して聴かせる奏法のことをいいます。

分散和音」ともいいます。

音階を聴かせながら、しっかりとコードも出せる音楽にとってとてもよく使われる奏法です。
いろんな楽器でできる奏法です。

もともとアルペジオは「ハープを演奏する」という意味があるそうです。

アルペジオの効果

楽曲というものはコードの展開が重要になります。
そして、リズム感、テンポもないとの流れが見えません。
アルペジオにはコードリズム感、テンポも感じることができ、さらにリフの要素も作れてとても便利な奏法です。

アレンジにおいても、アルペジオのことを頭に入れてバッキングバランスよくアレンジすると、とても良い結果が得られます。

Bメロ」はアルペジオにしようか、「サビ」の最後はアルペジオにしようかなど、常にアレンジするときはアルペジオを意識していると、少しスムーズに進みます。

ギター、ピアノ、シンセアルペジオ奏法はよく使われます。楽器ひとつでを埋めてくれるという利点もあります。

アルペジエーター

シンセにはアルペジエーターというとても便利な機能があります。

リズムマシーンのように時間軸で設定をして自動で演奏させることができます。

エディットの方法は、シンセによってさまざまですが、基本的な考え方は同じです。
まずは1小節の中に8分音符、16分音符など分割する数値を決めます。
そして振り分けた各音符ピッチをひとつずつ設定します。
音符によって「音を出す」「音を出さない」の設定もできます。

以上の設定で、1小節の中にコードリズムテンポを感じさせるループを作ることができます。
シンセによっては2小節単位以上に設定したり、テンポ倍テンにしたり簡単にパターンを変更できます。

アルペジエーターは設定した通りにアルペジオ奏法をしてくれるので、人間では演奏できないような奏法で演奏してくれます。
アルペジエーターによって、いろんなジャンルの表現の幅が広がりました。プリセットを利用すれば、初心者の方もプロのような演奏もすぐに作ることができます。

コンパクトエフェクターにもアルペジエーターはあります。
しかしシンセを同期してアルペジエーターを使うように、演奏にバッチリ合わせて効果を作るのはなかなかむずかしそうですが、音作りのひとつとして効果的に使えそうです。

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