「ギター」音響専門学校で勉強した音楽用語100
ギター(Guitar)
6本の弦を指やピックで弾いて音を出す、弦楽器のことをいいます。
10本の弦、12本の弦のものもありますが、基本は6本で演奏するものがほとんどです。
ギターを演奏する人をギタリストといい、表記する時は略して「Gt」と書きます。
ギターが誕生した説はいろいろありますが、アコースティックギターはかなり昔からある楽器です。
もっと大きな音でギター演奏をしたいという流れで、エレキのフルアコースティックギターが登場しました。
そこからハウリングなどの影響がなく、さらに大音量の出せる現代のソリッドタイプのギターが定着してきました。
エレキギターでは歪ませたり、コーラス、ディレイ、リバーブなどエフェクトをかけていろいろな音色で演奏できます。
ギターの種類
ギターにはたくさんの種類があります。
大きく分けて、生で演奏を聴かせるアコースティックギターと、スピーカーを通して聴かせるエレキギターがあります。
その中でもさらにたくさんの種類に分かれています。
全ては紹介しきれませんが、タイプに分けて紹介していきます。
アコースティックギター
板を貼り合わせて作ったボディの真ん中に、サウンドホールという穴が空いていて、そこからボディに響かせて音を生で楽しむタイプのギターです。
<ガットギター>(クラシックギター)
もっとも歴史の長いギター。
基本はガット弦を使用しているが、最近はナイロン弦が多くなっている。
指で弾いて演奏することが多い。
「ポロンッ」という優しい音色。
ペグがヘッドに対して90度に付いている。
名前の通りクラシックでの演奏が多い。
YAMAHAのクラシックギターはバランスとコスパが良い。
<フォークギター>
スチール弦を使用したギター。
指でもピックでも弾いて演奏することが多い。
「シャランッ」というギラギラした音色。
ペグがヘッドに対して平行に付いている。
ロックやフォークソングはこちらのギターを使用。
ジョンレノンが愛したギブソンのJ-45は今でもミュージシャンの憧れのギターです。
<エレアコ>
アコースティックギターにピックアップが付いて音信号を送りスピーカーから音を出すことができる。
<オベーションギター>
エレアコの中でもボディの形に特徴があるギター。
ボディの裏がなめらかな強化プラスティックで出来ていてる。
サウンドホールが「リーフホール」という独自のデザイン。
サラサラした音色。
エレキギター
シールドケーブルをつないで、ピックアップから拾った音信号をスピーカーから出力します。
とてもたくさんのタイプがあり、音も個性が分かれます。
<フルアコースティックギター>
アコースティックギターのように板を貼り合わせて作られたボディにピックアップが付いて音信号を送る。
太くて強いクリーンな音色。
ボディが共鳴してハウリングしやすい。
フルアコ全盛期を支えてきたメーカー グレッチの「ホワイトファルコン」は美しいギターとして憧れの存在でした。
<セミアコースティックギター>
見た目はフルアコースティックギターを少しコンパクトにした感じ。
ボディの真ん中にブロックを置き、ハウリングが抑えられている。
パキパキしたサウンド。
フルアコースティックギターとソリッドギターの中間のようなギター。
初のセミアコを発売したギブソンの「ES-335」がいまだにセミアコの大定番で多くのミュージシャンが使用してます。
<ソリッドギター>
ボディに空洞がない一枚板の作り。
大音量でもハウリングしない構造。
ジャギジャギしたサウンド。
生音は小さい。
タイプがたくさんに分かれる。
・レスポール
・レスポールジュニア
・SG
・ストラトキャスター
・テレキャスター
・ムスタング
・ジャガー
・ジャズマスター
・フライングブイ
・エクスプローラー
・テスコ
特殊なギター
アコースティックギター、エレキギターどちらにも含まれるものの中には、以下のような特殊なギターもあります。
・10弦ギター
・12弦ギター
・ダブルネック
・トリプルネック
・アンプ内蔵ギター
・トラベルギター
・スチールギター
・シタールギター
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