「倍テン」音響専門学校で勉強した音楽用語108
倍テン(Double Time)
「倍のテンポ」を略して「倍テン」になります。
ダブルタイムとも呼ばれます。
同じビートのまま倍テンすると、BPMが倍になるのと同じになります。
(♩=120 → ♩=240)
倍テンはアレンジの面で大変重宝します。
スピード感が上がり、ノリが出てきます。
コードを変化させるアレンジなど、音楽理論がわかっていないと気づかない人はたくさんいるかもしれませんが、倍テンのアレンジは誰が聴いても展開が変わったと分かります。
逆に同じ要領で、拍子を半分にしてにスローな感じにすることを、「半分のテンポ」を略して「半テン」といいます。
倍テンと半テン
倍テンを効果的に使う方法は、「Aメロ」から「Bメロ」へ展開した後など、倍テン・半テンになるというパターンが多いです。
<倍テン>
倍テンはノリとスピード感が出るので、特に「サビ」に変わって倍テンになるというパターンは多いです。
ノリが変わってとても印象付けられます。
<半テン>
半テンはノリがスローモーションのようになるので、演奏がグッと抑えられます。
「Bメロ」や「ブリッジ」など、展開を見せる時に半テンを使うことはよくあります。
あえて間奏を半テンというパターンもあります。
ドラム以外で倍テンと半テン
倍テン・半テンはドラムが一番分かりやすく効果に出ますが、バンドでアレンジしていると、「サビからピアノのバッキングを倍テンで」とか「Bメロのギターのストロークは半テンで」というようにいろんな場面で使われます。
リズムのアレンジはとてもわかりやすく効果が出るので、「倍テン」「半テン」を頭に入れておいて、アレンジに困った時は倍テン・半テンを試してみると、曲を通してリズムにバリエーションが増えて、良いアレンジができる場合があります。
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