DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

「ベロシティ」音響専門学校で勉強した音楽用語127

ベロシティ(Velocity)

デジタル音楽において強さ数値で表したものをいいます。

0〜127の数値で128段階で設定されています。
その数値によって音量を変化させることができます。

鍵盤の押す速さ強さを認識することから、英語の「速さ」の意味を持つベロシティと呼ばれています。

演奏のニュアンスデジタルで表現するには欠かせない用語で、DTMを始めてすぐの段階で関わってくるパラメーターです。

ベロシティでニュアンスを表現

ピアノバッキングなど、単純に打ち込むと強弱の変化がない、淡々とした演奏になります。
もちろんエレクトロミュージックではそういったバッキングもありますが、人間がを感じながら演奏すると強弱がつきます。

例えば、8分音符コードバッキングベロシティ全て同じだと、単調になりますが、赤い印のタイミングのベロシティを強くすると、ノリが出ます。

216_音楽用語127_ベロシティ_図02

これは基本の抑揚(よくよう)のつけ方ですが、ベロシティダイナミクスをつけながらリズムをタメてみたり、走ってみたりして人間味を出すのが、打ち込みのテクニックです。

<オートでベロシティをつける>
DAWでベロシティをランダムにすることができます。
この機能でオートで人間味を出すことができます。
「ランダマイズ」や「ヒューマナイズ」といいます
ソフト音源によっては、とても良い感じでベロシティがランダマイズされるものもあります。

<サンプリング音源>
サンプリングされている音源によって、ベロシティの弱い時と強い時に出力される音源が何段階かに分かれているものもあります。
ドラムのスネアなどはわかりやすいですが、ベロシティの弱い時は軽く叩いたサンプリングが出力されて、ベロシティの強い時は強く叩いたサンプリングが出力されて、それぞれその中で音量が調整されます。
これはソフトによって状況が変わります。

より自然なベロシティにするためには

より自然なベロシティ、演奏を音源ソフトで表現するには、MIDIコントローラーを使います。

MIDIコントローラーにはいろんな電子楽器がありますが、一般的に一番使われるのはMIDIキーボードです。
一台あればさまざまな楽器、打楽器までも鍵盤で演奏することができます。

鍵盤打楽器系の演奏がむずかしい人は、MIDIパッドを使う人も多いです。

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『ベロシティ』について、もっと詳しく知りたい方はこちら

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