「サラウンド」音響専門学校で勉強した音楽用語131
サラウンド(Surround)
複数のスピーカーを使って音を立体的に聴かせる環境のことをいいます。
英語で「取り囲む」という意味があるように、専用の再生データをサラウンドシステムで聴くと、立体感、臨場感のあるサウンドを聴くことができます。
サラウンドが生まれる前は、モノラル(1.0ch)、ステレオ(2.0ch)が世の中にあるシステムでしたが、3.0ch以上になるとサラウンドと呼ばれます。
2.1chでもサラウンドを呼ぶ人もいます。
ホームシアターで5.1chシステムにする人がたくさんいるので、サラウンドといえば、「5.1ch」を連想する人は多いと思います。
さらに豪華にするために7.1chシステムにする人も多いです。
それ以上になると360度対応という感じになります。
サラウンドは映画館ではかなり前から採用されていたシステムで、まだ、音楽より映画やゲームの世界を中心にサラウンドシステムが使われています。
しかし、数年前からライブハウスでもサラウンドシステムのライブが行われています。
サラウンドスピーカーの配置
昔は音楽はひとつのスピーカーから聴くモノラルで楽しんでいました。
それからフロントスピーカー2つで左右ステレオ(2.0ch)になり、長きにわたって現在まで一般的な音楽の聴き方になりました。
2.0chにサブウーファー(超低音域)のスピーカーをつけると2.1chになります。
サブウーファーだけでは音声として聴ける状態ではないので、0.1と表記されます。
DTMでも2.1chのシステムで作業する人は多いです。
<3.1chサラウンドシステム>
2.1chシステムにフロントセンタースピーカーが加わったシステムです。
<5.1chサラウンドシステム>
3.1chシステムにサラウンドスピーカーが加わったシステムです。
<7.1chサラウンドシステム>
5.1chシステムにサラウンドバックスピーカーが加わったシステムです。
サラウンドヘッドホン
サラウンド用のヘッドホンを使えば、音の遅れや位相を使ってバーチャルサラウンドを作り出すことができます。
音楽を楽しむのにはあまり使われていませんが、映画、特にゲームの世界ではサラウンドヘッドホンは使われています。
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