「BGM」音響専門学校で勉強した音楽用語142
BGM(Back Ground Music)
主体になるものの後ろで流れる音楽のことをいいます。
「Back Ground Music」の頭文字で「BGM」になります。
曲が主役ではないので、歌入りではなくインストゥルメントの楽曲が多いです。
主に雰囲気作り、場面を盛り上げるために使用されます。
BGMが使われる場面
今の時代、BGMの需要がどんどん高まってきています。
BGMを必要とする場面はいろいろあります。
・イベントで盛り上げるため
・お店の中で雰囲気を作るため
・YouTubeなどの動画を面白くするため
・ゲームに勢いをつけたり展開をつけるため
・映画やドラマ、テレビ番組を感動的にするため
など、BGMが使われている場面は世の中にたくさんあります。
そして、動画が簡単に作れてしまう現在は、個人でも会社でもBGMを必要としています。
需要があるだけに、BGM制作をお仕事にしている人はたくさんいます。
BGMの作り方
BGMの目的は雰囲気つくりの要素が大きいので、歌ものの楽曲を作るやり方とは少し変わってきます。
歌ものはやはり良いメロディラインを作ることに重点をおきますが、BGMではメロディラインはあまり優先されません。
「音色」「リズム」「コード」「リフ」このあたりが重要になります。
<音色>
音色選びは雰囲気をとても左右します。
怒った音、楽しい音、悲しい音など、喜怒哀楽が表現できます。
「こんなBGMを作りたい」と思った時にまずそれにあった音色を触っていると、フレーズが浮かんできます。
<リズム>
リズムでおおまかなジャンルが決められるので、イメージに合うジャンルからリズム作りを進めていきます。
<コード>
音色とともにコードやコード進行で、喜怒哀楽が表現できます。
オシャレな表現、不思議な表現など、コードで雰囲気を作ることができます。
<リフ>
リフをくり返してループさせ、雰囲気を作るというのもBGM作りの一つの方法です。
上記の方法でパターンができたら、「A」「B」+αくらいの構成でループさせやすく組み立てれば、BGMは十分成立します。
劇伴との違い
BGM制作をお仕事にしている人は「劇伴」と呼ばれるBGMを作っている人が多いです。
もともと演劇のバックで伴奏することを劇伴と呼んでいましたが、今は「映画」「ドラマ」「アニメ」「演劇」のバックで流れる音楽のことを劇伴と呼ばれます。
主題歌、エンディングテーマとはまた別になります。
劇伴は一度こなすと、定期的に仕事がもらえる場合もあります。
短期間でたくさんの数のBGMを求められることが多いので、実際はとても大変なお仕事です。
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