「エンジニア」音響専門学校で勉強した音楽用語158
エンジニア(Engineer)
お仕事それぞれに関わる専門の技術士のことをいいます。
エンジニアといえば、システムエンジニアやITエンジニアなどが、よく耳にすると思いますが、音楽業界ではレコーディングエンジニア、マスタリングエンジニア、PAエンジニアなど、それぞれの分野でエンジニアはいます。
特にアルバムレコーディングに入るとレコーディングエンジニアと長く時間を共にしながらアルバムを作り、ツアーになるとPAエンジニアと共に全国各地でライブをするので、とても信頼関係が深くなります。
プロの世界では、こういったそれぞれのスペシャリストがひとつになって、アーティストという作品が作りだされていきます。
レコーディングエンジニアはそれぞれ独自の世界観を持っていて、名盤のアルバムにもエンジニアの腕によって左右されている作品はたくさんあります。
DTMの勉強をして上達するには、レコーディングエンジニアは重要な存在になります。
音楽業界のエンジニア
DTMの進化で、昔と比べて今ではいろんなことができてしまいますが、音楽には「曲を聴かせる」「ライブを観せる」など、いろんなアートの形があります。
そのそれぞれの分野でスペシャリストのエンジニアがいます。
<レコーディング・エンジニア>(サウンド・エンジニア)
レコーディングの音をミキサー(卓)ですべて操るエンジニア。
「音を録る」「音を調整する」この2つを、たくさんの機材と知識でコントロールしてくれます。
ミックス(トラックダウン)をして、2mixまで作ってくれます。
<マスタリング・エンジニア>
マスタリングに特化した技術を持つエンジニア。
レコーディングエンジニアとは違う知識・技術が必要になります。
マスタリングスタジオで最終的な調整をしてくれます。
<PA・エンジニア>
ライブ会場ですべての音を集めて、ミキサーを操るエンジニア。
こちらもレコーディングエンジニアとは違い、会場によって調整の仕方が変わるので、現場経験が必要になります。
メインスピーカー、モニタースピーカーからバランスの良い音が出るように調整してくれます。
<アシスタント・エンジニア>
エンジニアさんを補佐するアシスタント。
レコーディングスタジオでの作業はマイクのセッティングをしながら音のチェックをしたり、録音後の音を調整しながら「再生」「停止」「巻き戻し」など、常にエンジニアさんの指示で動いています。
<照明・エンジニア>
会場に合わせて照明位置やライティング効果を調整するエンジニア。
ライブでの照明の演出はとても重要です。
楽曲を理解してセンスの良い照明効果で会場を盛り上げてくれます。
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