「iLok」音響専門学校で勉強した音楽用語163
iLok(アイロック)
DAWやプラグインなどのソフトを、使用できるようライセンスを管理するもののことをいいます。
実機のハードウェアとは違い、DTMでソフトを使用する場合にはライセンスが必要になります。
iLokは長きにわたってライセンス管理をしてきたので、世の中にiLokが必要なソフトがたくさんあります。
基本はUSBのiLokキーにライセンスデータを記録していきますが、パソコン本体やクラウド上で管理できるものもあります。
iLokキー
基本的にはiLokキーというUSBにライセンスデータを記録していきます。
USBといっても普通のUSBメモリーではなく、ライセンスデータだけ記録できる専用のUSBメモリーです。
そのiLokキーがないと使えないソフトがたくさんありますが、他のパソコンにソフトがインストールされていれば、iLokキーを入れ替えるだけでソフトを使用することができます。
iLokキーの初期は、大きくて少しオモチャっぽさもあり、ノートパソコンで使用するときは安定性も悪かったです。
「iLok 2」になってUSBメモリーのように小さくなり、とても扱いやすくなりました。
現在「iLok 3」になってさらに小さくなり重厚感もあります。
iLok License Manager
iLokの管理をするにはiLokのIDを作って、「iLok License Manager」というアプリが必要です。
iLok License Managerを使って「iLokキー」「iLokクラウド」「パソコン本体」にライセンスデータを記録します。
どのデバイスにライセンスを記録するかは、ソフトによって変わってきます。
そして、ソフトによってライセンスの取得方法が少し違ったり、ほとんどが英語のサイトからiLokにライセンスの情報を送らなくてはいけないので、DTMはじめたばかりの人は、ここでつまずいてしまうと思います。
iLokの保険「Zero Downtime」
iLokが壊れてしまうと、アメリカの本社に送り戻ってくるまで約2週間かかります。
その間はライセンスが必要なソフトは使えません。
作業途中で締め切り前だと、一瞬で絶望的な状況になってしまいます。
そんなときのためにiLokには「Zero Downtime」という保険があります。
予備のiLokキーを用意して、そのキーで臨時的にライセンスを使えるようにしてくれます。
年間30$になっているので、音楽を仕事にしていて、iLokなしでは作業できない方にオススメです。
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