「MS処理」音響専門学校で勉強した音楽用語35
MS処理(mid/side processing)とは、左右LRの信号をのMid(真ん中の音)の成分とSide(左右の音)の成分を別々に調整することをいいます。
MidとSideで良いところ悪いところを分配することによって、音圧がさらに上がったり、左右の広がりが向上したり、ボーカルが聴きやすくなったりと、たくさんの効果を得ることができます。
<Midの処理>
低域をコンプで調整して土台をしっかりさせる。
オケのMidの高域を空けて歌のスペースを作る。
リバーブの中域をカットしてキックとベースをタイトに聴かせる。
<Sideの処理>
高域を上げて空気感を左右に広げる。
余計な低域をローカットして左右の重たさを取る。
sideの音圧を上げて全体的な音圧アップの印象を持たせる。
など、ほかにも位相の効果を使って立体感を作ったり、いろんな効果が期待できます。
作業工程は少し手間はかかりますが、やる価値はかなりあると思います。
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