DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「レイテンシー」音響専門学校で勉強した音楽用語40

レイテンシー(Latency)とは、デジタル処理によって生じられる遅延(ちえん)のことをいいます。遅れというよりデジタル処理の「反応時間」「待ち時間」という表現の方があっていると思います。 オーディオインターフェイスを通してギターや歌を録音をする…

「エンハンサー/エキサイター」音響専門学校で勉強した音楽用語39

エンハンサー(Enhancer)とは、特定の周波数に倍音を加え、音抜けを良くすることができるエフェクターのことをいいます。基本的に高域に倍音を付加させて輪郭を作り、音の抜けを良くするといったものが多いですが、狙った周波数を調整できるマルチバンドタ…

「マイク」音響専門学校で勉強した音楽用語38

マイク(microphone)とは、音を電気信号に変換する音響機器のことをいいます。正確にはマイクロフォンあるいはマイクロホンといいます。 マイクには大きく分けて「ダイナミックマイク」「コンデンサーマイク」「チューブマイク」「リボンマイク」の4種類あ…

「ビットデプス」音響専門学校で勉強した音楽用語37

ビットデプス(Bit depth)とは、音量に対するの音の解像度のことをいいます。単位をBit(ビット)で表し、数値はが高いほど音量の振り幅も増えて、クリップ(音割れ)しにくくなります。 ビットデプスの解像度を16bitに設定すると、65,536段階で音量をデー…

「サンプルレート」音響専門学校で勉強した音楽用語36

サンプルレート(Sample rate)とは、時間軸で見た音の解像度のことをいいます。単位をHz(ヘルツ)で表し、数値の意味は1秒間でどのくらい音をサンプリング(録音)するかという意味になります。CD基準の44.1kHz(44100Hz)のサンプルレートは1秒間に4410…

「MS処理」音響専門学校で勉強した音楽用語35

MS処理(mid/side processing)とは、左右LRの信号をのMid(真ん中の音)の成分とSide(左右の音)の成分を別々に調整することをいいます。MidとSideで良いところ悪いところを分配することによって、音圧がさらに上がったり、左右の広がりが向上したり、ボー…

「ラウドネス」音響専門学校で勉強した音楽用語34

ラウドネス(Loudness)とは、人間が耳で感じる音の大きさのことをいいます。低域の音など、人間では聴こえにくい周波数も考慮しつつ調整ができます。 ラジオやテレビの音声を聴感上(ちょうかんじょう)統一させるために使われていましたが、近年では音楽に…

「DTM」音響専門学校で勉強した音楽用語33

DTMとは「Desk Top Music(デスク・トップ・ミュージック)」の略で、パソコンを使用して音楽を制作することをいいます。しかし、この「DTM」は和製英語で、英語ではコンピュータミュージックといいます。 録音機材を使って家でレコーディングをすることを「…

「テンションノート」音響専門学校で勉強した音楽用語32

テンションノート(Tension notes)とは、1オクターブ以上のコードに付け足す、おもに9度(ナインス)、11度(イレブンス)、13度(サーティーンス)のことをいいます。1オクターブ内に収まる根音、3度、5度、6度、7度でできるコードをコードトーンといい、…

「和音(コード)」音響専門学校で勉強した音楽用語31

和音(chord)とは、二つ以上の異なる音程の音を同時に鳴らした響きのことをいいます。一般的には3つ以上の重なる音を和音といい、2つだけ重なる音の場合は省略系として和音と扱われます。 根音(主音)から度数が5度離れた範囲の中で、3つの音を使って作ら…

「度数」音響専門学校で勉強した音楽用語30

度数(frequency)とは、二つの音程の違う高さの幅の数え方のことをいいます。トニック(主音)に対してどのくらいの高さ音が離れているか、7音音階に合わせて1度〜7度の数値に分けて表します。 数値の前に「長・短」と「完全・減」を付けて、半音と全音の違…

「スケール」音響専門学校で勉強した音楽用語29

スケール(scale)とは、1オクターブ間に配置した、音の並び方をいいます。日本語で音階です。並び方によってスケールの名前が付いていて、それぞれ音の響きが変わってきます。メジャースケール(明るい雰囲気)やマイナースケール(暗い雰囲気)のように音…

「五度圏」音響専門学校で勉強した音楽用語28

五度圏(circle of fifths)とは、完全5度の間隔で一週並べられたサークルの早見表のことをいいます。コードの知識がある人は、この表を使って曲の調(key)に当てはめて、使用コード、コード同士の関係性がわかるとても便利な表です。 頭に入っていれば表を…

「近親調」音響専門学校で勉強した音楽用語27

近親調(related keys)とは、主調(トニック)の平行調と同主調属調(ドミナント)の平行調と同主調下属調(サブドミナント)の平行調と同主調の9つのコードのことをいいます。 あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、スリーコードを含めるこの近親調の…

「平行調」音響専門学校で勉強した音楽用語26

平行調(relative key)とは、同じ調号の長調(メジャースケール)と短調(マイナースケール)の関係のことをいいます。 調号とは楽譜でいうと、ト音記号の右に付く「♯」(シャープ)や「♭」(フラット)の数です。そのキーのトニックとなるコードは、互いに…

「スリーコード」音響専門学校で勉強した音楽用語25

スリーコード(主要三和音)とは、トニック(主調)、ドミナント(属調)、サブドミナント(下属調)の3つのコードのことをいいます。楽曲のキー(調)のトニックから数えて5度上のコードがドミナント、4度上のコードがサブドミナントになります。 世の中に…

「12音階」音響専門学校で勉強した音楽用語24

12音階(Twelve-tone music)とは、1オクターブの間で12音に均等(きんとう)に分けられている音階をいいます。 「C(ド)」から数えてみると低い「C(ド)」から高い「C(ド)」まで、 「ド」「ド#」「レ」「レ#」「ミ」「ミ#」「ファ」「ソ」「ソ#」「ラ」…

「周波数」音響専門学校で勉強した音楽用語23

周波数(frequency)とは、音の振動数のことです。 電波やラジオなども周波数という言葉は使われますが、DTMでの周波数は音の周波数(振動数)です。 単位はHz(ヘルツ)で表します。1秒間に1回振動する音が1Hzになります。 「440Hz」は音が1秒間に440回振動…

「サイドチェイン」音響専門学校で勉強した音楽用語22

サイドチェイン(Side Chain)とは、入力信号を切り替えて、その信号に合わせて、音量をコントロールすることです。 音がぶつからないようにすることで音割れを防いだり、音を聴きやすくする効果があります。DTMのミックス作業ではとても効果的な技法です。 …

「ニロ抜き音階」音響専門学校で勉強した音楽用語21

ニロ抜き音階とは、7音音階の中の2番目と6番目と抜いた音階です。こちらは5音音階になります。 メジャースケールとマイナースケール、どちらもニロ抜き5音音階があります。 ニロ抜き音階とはヨナ抜き音階のように、7音音階の中の2番目と6番目と抜いた音階な…

「ヨナ抜き音階」音響専門学校で勉強した音楽用語20

ヨナ抜き音階とは、7音音階の中の4番目と7番目と抜いた音階(スケール)です。こちらは5音音階になります。 メジャースケールとマイナースケール、どちらもヨナ抜き5音音階があります。 わかりやすく「C」のスケール(ドレミファソラシド)で例えると、4度上…

「マスタリング」音響専門学校で勉強した音楽用語19

マスタリング(mastering) とは、どの環境においても楽曲をより良く聴こえるように、ミックスされた2MIX(LRで作られた楽曲データ)を調整する作業工程のことをいいます。 イコライザー、リミッター、コンプレッサーなどを使って音質、音圧を調整します。 …

「ミックス」音響専門学校で勉強した音楽用語18

ミックス(mix) とは、レコーディングで録音したトラック(楽器などの音)をそれぞれ適切な音量、好みのサウンドにしながらバランスを取っていく作業のことをいいます。 スピーカーの L R から音が出力されることを想定して、PANで左右にバランス良く振って…

「位相」音響専門学校で勉強した音楽用語17

位相(phase) とは、振動の音がプラスとマイナスに相対していく変化をいいます。 DAWでわかりやすく言うと波形です。位相の調整は、音を引っ込めてしまったり、うまく処理をしないといけない少し面倒なことではありますが、位相によっていろいろな効果を得…

「リバーブ」音響専門学校で勉強した音楽用語16

リバーブ(Reverb) とは、「残響音」のことをいいます。 お風呂で声が響くのも、カラオケなどでエコーをかけて声を響かせるのもリバーブです。普段音楽を作っていない人でも、こういった場所でリバーブを経験しています。 デジタルでの音楽がな…

「ノイズ」音響専門学校で勉強した音楽用語15

ノイズ (noise) とは、基本的に「騒音」や「雑音」のことをいいます。 低音で「ブーン」となるハムノイズや、ギターを録音する時に発生するタッチノイズや、歌を録音する時に発生するリップノイズなどがこの「雑音」に当たると思います。 しかし、シンセサ…

「カセットMTR」音響専門学校で勉強した音楽用語14

MTR(Multi Track Recorder)とは、音を重ねて録音ができる(多重録音)機器のことをいいます。カセットテープを使って多重録音する「カセットMTR」、MD(Mini Disc)を使って多重録音する「MD MTR」、ハードディスクを使って多重録音する「デジタル MTR」な…

「ピックアップ」音響専門学校で勉強した音楽用語13

ピックアップ(pick up)とは、ギターやベースの弦の小さな振動を電子信号にして出力する部品のことをいいます。 小さなマイクがギターやベースに付いているということです。 エレキギター・ベースにはなくてはならない部品で、ピックアップの種類によって音…

「コンプ」音響専門学校で勉強した音楽用語12

コンプレッサー(Compressor)とは、音の強弱の差をなくして聴きやすく調節できるエフェクターです。大きな音を圧縮(コンプレッション)して、その分小さい音から全体的に音量、音圧を上げることができます。 バラついた演奏を整えるとても便利なエフェクタ…

「EQ(イコライザー)」音響専門学校で勉強した音楽用語11

イコライザー(Equalizer)とは、ねらった周波数帯域を上げたり下げたり調節できるエフェクターです。 「ドラムの低域がもっと欲しい」「ギターの高域を抑えたい」「ボーカルの良い成分をもっと上げたい」という時にイコライザーを使います。「200Hz以下の音…