DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「2mix」音響専門学校で勉強した音楽用語132

2mix(ツーミックス) マルチトラックのデータを、左の音声(L)と右の音声(R)の2チャンネルにまとめたステレオデータのことをいいます。 世の中の楽曲のほとんどが、ステレオの2mix状態のデータということになります。 DTMをやっていると、この2mixという…

「サラウンド」音響専門学校で勉強した音楽用語131

サラウンド(Surround) 複数のスピーカーを使って音を立体的に聴かせる環境のことをいいます。 英語で「取り囲む」という意味があるように、専用の再生データをサラウンドシステムで聴くと、立体感、臨場感のあるサウンドを聴くことができます。 サラウン…

「スピーカー」音響専門学校で勉強した音楽用語130

スピーカー(Speaker) 音信号を物理的振動に変える機材のことをいいます。 一般的に音楽を楽しむには2つのスピーカーを使って音楽を聴きます。 ステレオコンポなど、リスニング用のスピーカーは、「オーディオスピーカー」といって、聴き心地を重視した調…

「ハモンドオルガン」音響専門学校で勉強した音楽用語129

ハモンドオルガン(Hammond Organ) トーンホイールを使って音を出すオルガンのことをいいます。 大きなパイプオルガンを小さな場所でも演奏できるように、時計職人(ハモンドさん)が歯車を使って音を出すしくみを作った電気オルガンです。 ドローバー…

「アンプリファイア」音響専門学校で勉強した音楽用語128

アンプリファイア(amplifier) 音信号を大きくする増幅器のことをいいます。 「アンプ」と略されることが非常に多いので、アンプリファイアという言葉にピンとこない人は多いと思います。 それぞれ楽器の増幅器としてアンプは使われますが、アンプといえば…

「ベロシティ」音響専門学校で勉強した音楽用語127

ベロシティ(Velocity) デジタル音楽において音の強さを数値で表したものをいいます。 0〜127の数値で128段階で設定されています。その数値によって音量を変化させることができます。 鍵盤の押す速さで音の強さを認識することから、英語の「速さ」の意味…

「ブレイクビーツ」音響専門学校で勉強した音楽用語126

ブレイクビーツ(Break Beats) ドラムを分解して、パズルのように組み立てて作ったリズムのことをいいます。 ブレイクは「切断する」や「壊す」という意味があるので、「ビートを壊す」という発想のネーミングです。 サンプラー、ループ素材、音素材などを…

「ローインターバルリミット」音響専門学校で勉強した音楽用語125

ローインターバルリミット(Low Interval Limit) 低い音域で和音を鳴らしたとき、響きが濁(にご)ることなく和音として聴こえる最低音のことをいいます。 この値は和音の構成によって変わってきます。そして音色によっても変わってきます。 不協和音では…

「歪み」音響専門学校で勉強した音楽用語124

歪み(Distortion) 音楽では音信号がレベルを越えるなど、正しい信号ではないときに発生するゆがみのことをいいます。 キレイな音とは反対の音ですが、この効果から独特なサウンドが作られ、これまでの音楽の歴史に大きな影響を与えてきました。 アンプのゲ…

「テープエコー」音響専門学校で勉強した音楽用語123

テープエコー(Tape echo) 磁気のテープレコーダーのしくみを利用して作られた、エコー効果を作れる機材のことをいいます。 エコー効果とはやまびこの効果と同じで、音が反復されながら減少していきます。テープスピードを変えてエコーの効果を変更したりで…

「ブースター」音響専門学校で勉強した音楽用語122

ブースター(Booster) 音をブースト(押し出す)させるエフェクターのことをいいます。 一般的にはブースターといえば、中域を押し出して芯のある強い音を作り出します。ゲインを増幅させて歪ませるオーバードライブはブースターとして扱われることが多い…

「パーカッション」音響専門学校で勉強した音楽用語121

パーカッション(Percussion) ドラムのように叩いて音を出す打楽器のことをいいます。 打楽器はものすごくたくさん種類がありますが、楽曲に取り入れるパーカッションというと、音階のない打楽器を指すことが多いです。 音楽の三要素のひとつ「リズム」を…

「インシュレーター」音響専門学校で勉強した音楽用語120

インシュレーター(Insulator) スピーカーの設置面への振動を少なくさせ、音質をアップさせるパーツのことをいいます。 言葉の意味は「絶縁体」や「孤立」などの意味があるように、振動をできるだけ伝えないという役割があります。 インシュレーターは形や…

「VUメーター」音響専門学校で勉強した音楽用語119

VUメーター(VU meter) アナログ時代から使われている、針式の音量を示す測定器です。 一番人間の聴こえ方と同じ動きをするメーターで、針の動きが耳に入ってくる音の感覚をイメージしやすく、針の触れ方でダイナミクスも確認しやすいです。 音量を示すメー…

「スラップ奏法」音響専門学校で勉強した音楽用語118

スラップ奏法(Slap playing method) 「打つ」という意味があるように、弦を叩いて音を出す奏法のことをいいます。 ベースの奏法のひとつで、日本では「チョッパー」(chopper)という方が馴染みがあるかもしれません。 ベースにパーカッションの要素を加…

「フランジャー」音響専門学校で勉強した音楽用語117

フランジャー(Flanger) 位相をずらし、音のうねりを作り出すエフェクターのことをいいます。 調整の仕方で、ゆったりしたかかり方をしたり、金属的なかかり方をしたり、インパクトのある使い方ができます。 激しくかけると「ジェットサウンド」というジェ…

「音感」音響専門学校で勉強した音楽用語116

音感(Sense of pitch) 人が音に対して感じる感覚のことをいいます。「音の高さ」「音色」「音の強さ」「音の長さ」などがあります。 音感といえば、絶対音感を連想する人がたくさんいると思います。音の高さを感じる音感には「絶対音感」と「相対音感」が…

「ヴァース」音響専門学校で勉強した音楽用語115

ヴァース(Verse) 歌のサビに入るまでの導入部分のことをいいます。 邦楽では「Aメロ」「Bメロ」「サビ」のようにセクションが分けられますが、洋楽では「ヴァース」「コーラス」(サビ)というように分けられます。 洋楽の解説ではよく「ヴァースの部分…

「ループ」音響専門学校で勉強した音楽用語114

ループ(Loop) つなぎ目なく繰り返すことのできるリズムパターンのことをいいます。 ループ素材は現在の世の中ではたくさん手に入れることができます。 ドラムの素材は便利でとても需要がありますが、ドラムだけに限らず、ギター、キーボード、ベースなど、…

「オブリガート」音響専門学校で勉強した音楽用語113

オブリガート(Obbligato) メロディの裏で合いの手のように入れるフレーズのことをいいます。 主にギターがよくする奏法で、バッキングに絡(から)めながらオブリガートを入れていきます。アレンジ面でとても有効的で、聴き応えもあり、楽曲が少し豪華…

「リフ」音響専門学校で勉強した音楽用語112

リフ(Riff) 曲の中でくり返されるフレーズのことをいいます。 主にギターが請け負うことが多いですが、ベース、キーボードでも印象に残るリフが入る曲はたくさんあります。 洋楽のメロディは歌詞が英語のため、日本人には入りにくい部分がありますが、リフ…

「ローファイ」音響専門学校で勉強した音楽用語111

ローファイ(Lo-Fi) 実際の音より低音質にしたサウンドのことをいいます。 対義語は、ハイファイ(Hi-Fi)といい高音質を意味しますが、こちらはテレビやビデオでよく使われる言葉なので、ハイファイサウンドという言葉の方が聞き馴染みがあると思います。…

「変拍子」音響専門学校で勉強した音楽用語110

変拍子(Irregular Time) 曲の中で拍子が一定ではなく変化することをいいます。 奇数の拍子も(5拍子や7拍子)も変拍子と分けられることがあります。 変拍子をよく使うジャンルとして、プログレというジャンルがよくあげられますが、最近ではDTMの普及によ…

「クリッピング」音響専門学校で勉強した音楽用語109

クリッピング(Clipping) 音の信号が機材のピークを越えたときのことをいいます。 作業中では「クリップする」という使い方をよくします。 クリッピングには「切り取る」などの意味がありますが、まさしくクリップした波形を見ると、ピークに達したライ…

「倍テン」音響専門学校で勉強した音楽用語108

倍テン(Double Time) 一定のリズムで刻んでいる拍子を倍にすることをいいます。 「倍のテンポ」を略して「倍テン」になります。ダブルタイムとも呼ばれます。 同じビートのまま倍テンすると、BPMが倍になるのと同じになります。(♩=120 → ♩=240) 倍テン…

「ワウペダル」音響専門学校で勉強した音楽用語107

ワウペダル(Wah pedal) 周波数帯域を動かし、音を変化させるペダルのことをいいます。 スイッチを入れることによってバンドパスフィルターがかかった状態になり、足で操作することによって演奏しながら、自由にフリケンシーを動かすことができます。 ギタ…

「レスリー・スピーカー」音響専門学校で勉強した音楽用語106

レスリー・スピーカー(Leslie speaker) ドップラー効果を使って音にビブラート効果をつける、特殊なスピーカーのことをいいます。 「ロータリー・スピーカー」ともいいます。 ドン・レスリーが開発したレスリー・スピーカーは、主にハモンドオルガン…

「バンド」音響専門学校で勉強した音楽用語105

バンド(Band) 音楽を演奏するグループのことをいいます。 日本語では、楽団といいます。それぞれが専門の楽器で、一つの楽曲を演奏します。 一般的には3人以上のグループからバンドと呼ばれるようになり、2人組だとデュオ(Duo)やユニット(Unit)と呼ば…

「ボーカル」音響専門学校で勉強した音楽用語104

ボーカル(Vocal) 楽器ではなく人の声で音楽を表現するパートのことをいいます。 ボーカルとして歌を歌う人をボーカリストといい、表記する時は略して「Vo」と書きます。 バンドの中では、顔となる中心人物です。ほかのパートは歌を引き立たせるために、最…

「キーボード」音響専門学校で勉強した音楽用語103

キーボード(Keyboard) ピアノ、オルガン、シンセサイザーなどを演奏できる鍵盤楽器のことをいいます。 キーボードを演奏する人をキーボーディストといい、表記する時は略して「key」と書きます。 バンドサウンドにキーボードが入ると音に厚み…