『WAVファイル」音響専門学校で勉強した音楽用語58
WAVファイル(wav file)
圧縮することなく、高音質のままのデータ化したファイルのことをいいます。
「ワブ」「ウェイブ」と呼ばれます。
正式には「wave」ですが、拡張子を「.wav」と書くためwav(ワブ)ファイルと呼ばれるようになりました。
DTMでのオーディオデータのやりとりは、音をファイルデータにしなければいけません。
作業途中のトラックデータなどは、音質の劣化がないwavファイルでやりとりするのが一般的です。
完成データもwavファイルで作りますが、とても重いという欠点があります。
5分の音楽データで100MB近くになります。
チェック用のファイルだったり、TwitterやTikTokなどネット上のBGMなどは圧縮データのmp3の方が良い場合が多いです。
音ファイルデータの種類
ファイルデータの種類は「非圧縮音声」「非可逆圧縮音声」「可逆圧縮音声フォーマット」に分けられます。
良く扱うファイル、良く見かける拡張子を以下に記載します。
非圧縮音声
<WAV>
拡張子:「.wav」
一般的に良く使われる高音質のデータ
<AIFF>
拡張子:「.aiff」「.aif」「.aifc」「.afc」
Mac専用の高音質のデータ
非可逆圧縮音声
<mp3>
拡張子:「.mp3」
一般的に使われる圧縮されたデータ
<AAC>
拡張子:「.aac」「.3gp」「m4a」「.avi」「.mov」「.mkv」
良く使われる圧縮データでmp3より圧縮率が良い
<wma>
拡張子:「.wma」「.asf」
Windows専用の圧縮データ
<mp4>
拡張子:「.mp4」
画像も格納できる圧縮データ
可逆圧縮音声フォーマット
<FLAC>
拡張子:「.flac」
元のデータを復元できる圧縮されたデータ
Mac、Windows専用ファイル
Mac専用やWindows専用のファイルのやりとりはそれぞれ大変ですが、フリーの変換ソフトなどで変換して使用します。
音の確認だけなら、「QuickTime Player」で確認できる場合があります。
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