「トランスポート」音響専門学校で勉強した音楽用語60
トランスポート(Transport)
「運ぶ」「転送する」などの意味で、DTMでは録音/再生/巻き戻し/早送り/スキップなどがまとまっているコントローラーのことをいいます。
常に再生しなければいけないので、操作しやすいところに開いて作業します。
宅録でDTMをしている人はギターや鍵盤を録音する時、トランスポートやフェーダーのコントロールが困難になります。
そんな時に便利なのがショートカットキーやフィジカルコントローラーになります。
ギターを抱えながらマウスで狙いを定めてコントロールするより作業効率がとてもアップします。
トランスポートのショートカットキー
トランスポートのウィンドウは、一般的に録音/再生/巻き戻し/早送り/スキップなどをコントロールできるウィンドウですが、マウスでクリックして操作しますが、毎回だとストレスが溜まってしまいます。
そこで便利なのがショートカットキーになります。
トランスポートのシュートカットキーは、だいたいテンキーのボタンひとつでコントロールできます。
以下はprotoolsのショートカットキーですが、ご参照ください。
「 0 」 再生/停止
「 1 」 巻き戻し
「 2 」 早送り
「 3 」 録音開始
「 4 」ループ再生のon/off
「 5 」 ループ録音のon/off
「 6 」クイックパンチのon/off
「 7 」クリックのon/off
「 8 」カウントのon/off
「 9 」MIDIマージ❇︎ のon/off
❇︎・・・「MIDIマージ」リアルタイムMIDI録音の重ね録り
トランスポートのシュートカットキーはを使うだけで、かなりの作業効率アップです。
フィジカルコントローラー
ショートカットキーだけでもかなり便利ですが、フィジカルコントローラーを使えばさらに作業しやすくなります。
フィジカルコントローラーとはコンパクトなミキサーで、手元でトランスポートやフェーダーの操作ができる機材です。
安いものから高いものまですごく差がありますが、やはり値段に見合った精度の差が出てきます。
フェーダーの数が多いものは操作も把握もしやすいですが、DTMをしているといろんな機材が増えていくので、なかなかスペースの確保がむずしいです。
スペースがない人には、フェーダーがひとつでトラックの選択を切り替えて使用するタイプのものもあります。
打ち込みに便利なPADの付いたタイプのものもあります。
それぞれ自分にあったタイプのものを使用してみることをおすすめします!
フィジカルコントローラーとDAWとの相性が重要になってくるので、そこは相性の良いものを選ぶと良いです。
一曲作るのに「何回再生ボタンを押すんだろう?」と考えると、ストレスなく録音・再生をできる環境にしたいです。
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