DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

「トレモロ」音響専門学校で勉強した音楽用語159

トレモロ(Tremolo)

音量を一定のテンポ変化させるエフェクトのことをいいます。

トレモロエフェクターは古くからあり、音作りをするとビンテージ感が漂ってきます。
FenderVoxアンプにはトレモロ内蔵されているものもあります。

系統に分けるとモジュレーション系エフェクターですが、空間系という人もいます。

そして、トレモロというと楽器奏法トレモロ奏法という演奏方法があります。
単音あるいは複数音を素早く連続でを出す奏法で、ピアノ」「バイオリン」「マンドリン」「ギター」「クラシックギターなど、それぞれの奏法があります。

トレモロエフェクトの使い方

トレモロエフェクト効果は一定のリズム「音を小さくして戻す」が繰り返されます。
リズムの動きがオシレーターのように「サイン波」「三角波」「矩形波があり、選ぶ波形によって質感が変わってきます。

薄くかけると雰囲気のある気持ちの良い音色になり、矩形波で思いっきりかけると「ガッガッガッ・・」とザク切りしたマシンガンのような攻撃的になります。

主要となるパラメーター

<RATE/SPEED>
変化の周期の速さを調整。
プラグインではテンポにシンクできるものもあります。

<DEPTH>
音量の差を調整。
これを大きくすると変化が分かりやすくなります。

<WAVE/LFO
波形を調整。
鋭くしたり柔らかくすることができます。

トレモロとビブラートの違い

トレモロビブラート効果は、どちらも揺れるというイメージですが効果は違います。
トレモロ音量差揺れに対して、ビブラートピッチ揺れです。

エレキギターにはを小刻みに変化させられるアームが付いているものがあります。
このアームビブラートチョーキングのような効果を付けることができますが、名前がトレモロアーム」といいます。

シューゲイザーのギター音色作り

90年代の始め、シューゲイザーというブリティッシュロックスタイルが流行しました。
ギターフィードバックノイズを埋めて、さらにトレモロなどモジュレーション系エフェクトをかけて世界観を作り上げます。

代表的なバンドMy Bloody Valentine「Ride」などがいますが、のちにシューゲイザーに影響を受けた日本バンドもたくさん出てきます。

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トレモロ』について、もっと詳しく知りたい方はこちら

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