「ボリュームペダル」音響専門学校で勉強した音楽用語150
ボリュームペダル(Volume Pedal)
足元で音量をコントロールできるペダルのことをいいます。
「エクスプレッションペダル」とも呼ばれます。
ストンプエフェクターと一緒に足元にセッティングすることが多く、ギター、ベース、キーボードで使用されます。
ほとんどの楽器本体にボリュームを調整できるツマミは付いているので、あまり必要性がないと思われがちですが、音量での抑揚表現の操作はボリュームペダルが特化しているところはあります。
入力信号のON/OFFや量によっての歪み具合の調整など、ボリュームペダルはいろいろなところで活躍させることができます。
ボリュームペダルの使い方
ボリュームペダルはその名の通り、音量を大きくしたり小さくしたりコントロールできるので、演奏で音量によっての抑揚が表現できます。
ギターのソロ演奏や、オルガンの演奏に抑揚を加えて、歌うような感覚で演奏を表現することができます。
バイオリン奏法(ボリューム奏法)
演奏表現の仕方で、ピッキング音のアタックを0の状態から入り、音量をあげる奏法を「バイオリン奏法」あるいは「ボリューム奏法」といいます。
アタックがなく、クレッシェンドする音ということです。
これはギターではとてもよく使われる奏法です。ギター本体のボリュームツマミを薬指と小指を使って、アタック音を消しながら演奏する方法が一般的です。
この奏法をボリュームペダルを使うと簡単に、そしてキレイに表現できます。
クラシカルな曲調だけではなく、バラードなどにも効果的で、とてもよく使われます。
機種によっては少し音痩せしてしまうものもあるので、そのあたりが気になる人は注意が必要です。
<ボウイング奏法>
「バイオリン奏法」は実際のバイオリンのように奏法するのとは違います。
バイオリンやチェロの弓(ボウ)を使ってギターを演奏することは「ギターのボウイング奏法」になります。
<エフェクター>
バイオリン奏法を自動でできるエフェクターもあります。
弾くだけで雰囲気になり、かっこいいサウンドが作れます。
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「LFO」音響専門学校で勉強した音楽用語149
LFO(Low Frequency Oscillator)
人の耳には聴こえない低音域のオシレーターのことをいいます。
オシレーターといっても一般的なオシレーターのような使い方をするのではありません。
シンセサイザーの中では0.1〜10Hzあたりの低周波数を発信させ、その波形の動きを利用しモジュールとして、「VCO」「VCF」「VCA」などにモジュレーションをかけて変調させる大きな役割をしています。
シンセの中には複数LFOが搭載しているものもあり、音程、音量、カットオフなどあらゆるパラメーターをコントロールすることができます。
そして、さまざまな「動きのある音色」を生み出すことができます。
LFOの使い方
LFOでは「音程」「音量」「カットオフ」などがよくコントロールされます。
それを周期的な動きを指示することができます。
「音程」・・・ビブラート
「音量」・・・トレモロ
「カットオフ」・・・ワウ
のような効果をコントロールすることができます。
パン(LRの定位)にLFOをリンクするとパンニングもコントロールできます。
オシレーターの特徴を活かした変調
LFOはそもそもオシレーターなので「サイン波」「三角波」「矩形波」「ノコギリ波」「パルス波」などの種類があります。
その波形の違いによってコントロールの変化が変わってきます。
この違いが、それぞれ特徴のある音の動きを作り出す面白いポイントになります。
LFOのコントロールを把握(はあく)して使えるようになると、シンセならではの動きのあるシンセが出来て幅がとても広がります。
<サイン波>
なめらかなに変化することができます。
<三角波>
サインはに似ていますが、もっとハッキリ変化することができます。
<矩形波>
一定のリズムで0か100かでハッキリ変化することができます。
<ノコギリ波>
尖った動きで、より鋭く変化することができます。
<パルス波>
矩形波に似ていますが、間隔が違うリズムで変化することができます。
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「メモリ」音響専門学校で勉強した音楽用語148
メモリ(memory)
パソコン内に設置してある一時的な記憶装置のことをいいます。
パソコンの処理がスムーズに行われるためには大きく関わってくるパーツになるのが、この「メモリ」(メモリー)になります。
メモリといってもいろんなタイプがあります。
パソコン内に設置してあるものはPCメモリになります。
パソコンのスペックを求められる時、「CPU」「メモリ」「ストレージ」この3つがあげられます。
音楽や映像の制作をパソコンで行う場合は、このメモリが大きくないとスムーズに作業ができません。
小さすぎるとフリーズしてしまう原因にもなります。
メモリの種類
<RAMとROM>
メモリは大きく分けてと「読み書き両方できるもの」と「読み出し専用のもの」があります。
一般的にメモリというと、読み書き両方できる「RAM」(ラム)で、PCメモリもこれにあたります。
読み出し専用のものは「ROM」(ロム)といい、身近ところでいうと聴く専用のCDは「CD-ROM」になります。
あとは昔のゲームソフトなどは「ROMカセット」とよばれます。
<デスクトップPC用とノートパソコン用>
「デスクトップPC用」と「ノートパソコン用」では大きさ・形が違います。
メモリスロット(メモリを設置する箇所)も、デスクトップPC用は2〜4つ、ノートパソコン用は2つが一般的です。
大きさ、数を間違えないようにしましょう。
<DDR3とDDR4>
メモリの中でも種類があり、「DDR」「DDR2」「DDR3」「DDR4」など性能が異なります。
数字が大きいほど新しいタイプで、最近のPCには「DDR」「DDR2」だとハマらないものがあります。
<メモリ増設>
メモリは自分で増設ができるので、DTM等のパソコンの処理速度が求められる作業をするなら、メモリの増加をするか、もともと大きなメモリが搭載されているものを選ぶ方が良いです。
最低でも16GBはないと快適に制作することができません。
メモリスロットが4つあれば、4GBのもので揃(そろ)えると「4GB × 4」で16GBです。
2つであれば、「8GB × 2」で16GBになります。
メモリの大きさ(GB)が2GB、4GB、8GBとバラバラで揃っていないと、処理速度が安定しないと言われています。
パソコンの各役割
パソコンのスペックを求められる時、「CPU」「メモリ」「ストレージ」この3つがあげられると書きましたが、その役割を実際のお仕事に例えるとわかりやすいです。
〜 例 文 〜
何か資料を作る場合、人は参考になる本などを用意します。
その本を机の上で開きながら情報を得て、資料を作っていきます。
しかし机が小さいと、違う本を見たくなった時、一度その本を閉じて次の本を開かなければいけません。
しかも大きな本だと開いて置いておくだけで場所を取り、窮屈(きゅうくつ)でページを変えることも素早くできなくなります。
もし大きな机だと、たくさんの本からスムーズにいろんな情報を得ることができます。
さらにその机の引き出しの中に使いやすい文房具などの道具が入っていれば、仕事が早く終わります。
作業する人がとても仕事のできる人であっても、机が小さいと能力を存分に発揮できません。
余計な時間がかかってしまいます。
そして、資料を途中まで作ったら、本と共に棚に戻して保管します。
もし棚がいっぱいになったら、今まで作った過去のいらない資料や、使わない本を捨てなければいけません。
捨てるのが嫌な場合は、もう一つ棚を用意してそちらに保管しなければなりません。
机が小さくて作業がやりづらかったら、大きい机にしないといけません。
上記で出てくる単語を以下の単語に置き換えると、パソコンの仕組みがよくわかります。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
人・・・「CPU」
机・・・「メモリ」
棚・・・「ストレージ」
本・・・「ソフト」
資料・・・「作品」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
〜 置き換えた文 〜
何か作品を作る場合、CPUは必要なソフトなどを立ち上げます。
そのソフトをメモリの中で動かしながら機能を使い、作品を作っていきます。
しかしメモリが小さいと、違うソフトを使いたくなった時、一度そのソフトを閉じて次のソフトを立ち上げなければいけません。
しかも大きなソフトだと立ち上げるだけで容量を取り、窮屈(きゅうくつ)で機能を使うことも素早くできなくなります。
もし大きなメモリだと、たくさんのソフトからスムーズにいろんな機能を使うことができます。
さらにそのメモリがDDR4など性能が良いと、仕事が早く終わります。
作業するCPUがとても性能が良いCPUであっても、メモリが小さいと能力を存分に発揮できません。
余計な時間がかかってしまいます。
そして、作品を途中まで作ったら、ソフトと共にストレージに戻して保管します。
もしストレージがいっぱいになったら、今まで作った過去のいらない作品や、使わないソフトを捨てなければいけません。
捨てるのが嫌な場合は、外付けストレージを用意してそちらに保管しなければなりません。
メモリが小さくて作業がやりづらかったら、大きいメモリに増設しないといけません。
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「ドロップチューニング」音響専門学校で勉強した音楽用語147
ドロップチューニング(Drop Tuning)
低音の重心を低くするため、ベース、ギターのチューニングを下げることをいいます。
一般的にドロップチューニングというとベースは4弦、ギターは6弦の一番太い弦のチューニングを下げる方法です。
グランジ、オルタナティブロック、ヘヴィメタルなどのジャンルで、90年代頃に流行ったチューニングを変えて演奏する手法です。
特殊なチューニングになるので、演奏するには知識と少しの慣れが必要になります。
現在でもドロップチューニングでの演奏、レコーディングはたくさんあり、楽曲を聴くとドロップチューニングで作られた楽曲だと分かります。
ドロップDチューニング
ドロップチューニングの中で一番ポピュラーなのが「ドロップDチューニング」になります。
標準のチューニングはベースの4弦もギターの6弦も「E」の音になります。
この一番太い弦のチューニングだけを下げて「D」の音にするチューニングを「ドロップDチューニング」といいます。
<ギターのドロップDチューニング>
1弦・・・「E」(ミ)
2弦・・・「B」(シ)
3弦・・・「G」(ソ)
4弦・・・「D」(レ)
5弦・・・「A」(ラ)
6弦・・・「D」(レ)
<ベースのドロップDチューニング>
1弦・・・「G」(ソ)
2弦・・・「D」(レ)
3弦・・・「A」(ラ)
4弦・・・「D」(レ)
ドロップチューニングのデメリット
<混乱してしまう>
標準のチューニングに慣れている人は、太い弦一本だけチューニングが違うということで、フレーズを弾くときは混乱してしまいます。
「開放を弾けば Dの音が出る」「フレット2つ分ずれている」という感覚に切り替えられるかが混乱しないコツです。
ギターのパワーコード(1度と5度)などは逆に、5弦と6弦で指一本で演奏ができ、面白いリフのパターンにつながったりします。
<弦のテンション>
弦の張りを緩めてチューニングを下げるので、弦のテンションが下がり音の不安定になります。
ドロップDチューニングをよく使うなら、弦を太めのものにするなど対策が必要です。
特にベースは一番下の音域で音程感が安定しないといけないので、ドロップチューニングでも安定する専用の弦もあります。
<その度にチューニング>
これは仕方ないですが、ライブでは曲ごとにチューニングを変えるのは少し面倒です。
太い弦だけではなく他の弦も微妙にテンションが変わってしまうので、いちおう全弦チェックが必要になってしまいます。
ドロップさせる弦のチューニングは、メーターで合わせるか、7フレットと次の弦の開放を合わせるかというやり方ですが、ワンタッチでチューニングを切り替えられる便利な道具があります。
「PITCH-KEY」といって、弦に取り付けてあらかじめ2つのチューニングを調整しておけば、簡単に切り替えることができる画期的なパーツです。
さらに高度なドロップチューニング
ポピュラーなドロップチューニングに慣れてきたら、ほかの弦もドロップチューニングに変えて弾く人もいます。
中でもギターの1弦の「E」の音も「D」に変える方法があります。
これを「ダブルドロップDチューニング」といいます。
<ダブルドロップDチューニング>
1弦・・・「D」(レ)
2弦・・・「B」(シ)
3弦・・・「G」(ソ)
4弦・・・「D」(レ)
5弦・・・「A」(ラ)
6弦・・・「D」(レ)
そして、5弦と6弦を慣れた運指(うんし)で演奏できるように、5弦もドロップチューニングする方法もあります。
1弦・・・「D」(レ)
2弦・・・「B」(シ)
3弦・・・「G」(ソ)
4弦・・・「D」(レ)
5弦・・・「G」(ソ)
6弦・・・「D」(レ)
全部の弦をドロップチューニングして、「ダウンチューニング」状態で弾く人もいます。
1弦・・・「D」(レ)
2弦・・・「A」(ラ)
3弦・・・「F」(ファ)
4弦・・・「C」(ド)
5弦・・・「G」(ソ)
6弦・・・「D」(レ)
ここまでくると、ライブのときはドロップチューニング専用のギターを用意しておいたほうが良いです。
そして、弦は太めをセットしておかないと不安定になります。
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「サウンドデザイナー」音響専門学校で勉強した音楽用語146
サウンドデザイナー(Sound Designer)
効果音、音素材を作るクリエーターのことをいいます。
主に映画やドラマ、アニメなどの映像につける効果音を作る人を指します。
昔は「音効さん」と呼ばれて、実際の音や似ている音を探し、マイクで録音して素材を作っていました。
徐々にパソコンを使って音を加工していき、シンセなどを使って効果音を作る人を「サウンドデザイナー」と呼ばれるようになってきました。
特にゲームの世界では効果音がとても重要になっていて、どんどん精度の高い技術の必要とするサウンドが求められるようになりました。
こういった効果音を作る仕事をしている人は「テクニカルサウンドデザイナー」や「サウンドクリエーター」などと呼ばれます。
個人でも、効果音やBGM、ループ素材を作って販売しているクリエーターはたくさんいます。
効果音の作り方
効果音の例をあげると、時代劇などの刀の「ぶつかる音」「切る音」、ゲームの「ジャンプする音」「走る音」などなどです。
これらの効果音は素材を元にエフェクトをかけて音作りを追い込んだり、シンセでエンベエロープ、LFO、ノイズ、レゾナンスなどを駆使して作ります。
イメージの音に近づけられるよう、いろんなパラメーターを調整して作る効果音は、DTMレベルアップの近道かもしれません。
楽曲をアレンジ中に「こんなシンセの音が欲しい」「こんな音の変化をつけたい」など、効果音作りでの技術はとても役に立ちます。
楽曲の中での効果音の使い方
効果音といえば映像用のものが多いですが、楽曲に入れて効果を出すこともあります。
展開のつなぎで入れるフィルの代わりやサビ前の盛り上がりやブリッジの雰囲気作りなど、使い方は自由です。
ジャンルによっては派手になり、凝った作りを感じさせるのでとても効果的です。
これもDTMを有効的に使ったアレンジだと思います。
効果音の素材を、どんな音か把握しているとアレンジ面で役立つことがあるので、たくさん持っておくととても便利です。
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「ファンタム電源」音響専門学校で勉強した音楽用語145
ファンタム電源(Phantom power)
電源供給が必要な機材に送るための電源のことをいいます。
オーディオインターフェイスやマイクプリアンプなどの機材に付いていて、コンデンサーマイクやアクティブのDI(ダイレクトボックス)など、電源がないと使用できない機材はファンタム電源で電源を供給して使用することができます。
電源を供給するパワーサプライも、ファンタム電源を送ることができます。
電圧は12V〜48Vなどがありますが、DTMでよく使われる機材には48Vが標準です。
弱くて見えにくい電圧というところから「幻」「幽霊」のような意味の「ファンタム」という名が付けられています。
マイクに使われる3ピンのキャノンケーブルを使って電源を供給することができます。
ギターやベースに使われるシールドケーブルでは電源を送ることができません。
コンデンサーマイク
DTMをしていてファンタム電源を使う場面が多いのが「コンデンサーマイク」を使うときだと思います。
コンデンサーマイクは電源供給がないと反応しません。
ダイナミクスマイクとの構造の違いを見れば、電源が必要なことがわかります。
コンデンサーマイクを使用するときは必ず、電源供給のできるキャノンケーブルを使用します。
<コンデンサーマイク>
マイクケーブルを通して電源供給し、2枚の金属板に電圧をかけて振動を感知させ、電気信号に変える。
<ダイナミクスマイク>
磁石とコイルによって作られていて、振動板から伝わった振動をコイルによって電気信号に変える。
ダイレクトボックス(DI)
ライブ会場などでは、ダイレクトボックス(DI)を通してインピーダンスを合わせてPAに音信号を送ります。
DIはコンパクトエフェクターのように「ハイ受けロー出し」ができます。
トランスを内蔵しただけの電源不要のDIの「パッシブタイプ」のDIと、電源を必要とする「アクティブタイプ」の2種類あります。
アクティブタイプの電源は、電池あるいはファンタム電源が必要になります。
エレキギターのようなインピーダンスの高いものは「アクティブタイプ」を使用するので、ライブ会場でもよく見かけます。
ファンタム電源の取り扱い注意
DTMをやっていく上でファンタム電源を取り扱うことは多いのですが、使用方法を間違えると機材を痛めてしまいます。
正しい抜き挿しの順番とタイミングで作業を進めていきましょう。
<スピーカーを痛めないために>
ケーブルをつないだ状態でファンタム電源をオンにすると「ボンッ」という、スピーカーにとってイヤな音が鳴ってしまいます。
これはスピーカーにかなりのダメージを与えてしまうので、必ず音量を絞るかオフにした状態でファンタム電源のオンオフをします。
<マイクを痛めないために>
ファンタム電源をオフにしてすぐにケーブルを抜いてしまうと、マイクを痛めてしまいます。
オフにした直後は少し電圧が残っているので、オフにしてからの抜き差しは、ひと呼吸おいてからするようにします。
間違えてダイナミクスのマイクにファンタム電源を入れてしまうと、マイクにダメージを与えてしまうので注意が必要です。
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「ワーミーペダル」音響専門学校で勉強した音楽用語144
ワーミーペダル(Whammy pedal)
ピッチを変化させてビブラートやポルタメント奏法など、トレモロアームを使った奏法のような効果のつけられるエフェクターのことをいいます。
ピッチシフターペダルともいいます。
ペダルを踏んでピッチを変えられるので、たくさんのギター演奏が表現できます。
ベースにも利用ができ、ダウンチューニングも簡単にできます。
レスポールのようなアームの付いていないギターでも、アーミング奏法ができるうれしい機材です。
ワーミーペダルの特徴
機種によって、できるできないの機能はありますが、ワーミーペダルでできることはたくさんあります。
・ビブラート、トレモロなどのモジュレーション効果
・スライドギター、グリッサンド、チョーキングなどのポルタメント奏法。
・オクターバーとして使用し、音を厚くする。
・少しピッチをずらしてディチューン効果を作り、音に深みをつける。
・チューニングを下げて、ダウンチューニングに変更。
・チューニングを上げて、カポタストの効果。
などいろいろな表現ができます。
<デメリット>
しかし、たくさんのことができるといってもデメリットもあります。
ピッチシフターならではの「音痩せ問題」と「レイテンシー」があります。
機種によって、モノフォニック(単音)とポリフォニック(和音)の設定ができるものもありますが、やはり効果が不安定なときはあります。
上記に書いたいろいろな効果も、曲全体で使うときは専用のエフェクトやカポなどを使用した方が確実かもしれません。
とはいえ、飛び道具的な効果のある使い方は唯一無二なので、スクリームと呼ばれるギター奏法などには最適です。
トレモロアーム
トレモロアームは付いているギターと付いていないギターがあります。
フルアコやセミアコにも平べったいアームが付いているものもありますが、もともとはブルースのギタリストが和音(コード)にトレモロ効果をつけたいというところからアームがつけられたそうです。
しかし、ギタリストの中にはトレモロアームをあまり好まないはたくさんいます。
それには以下の理由があげられます。
・チューニングがひと手間かかる。
・バネなどのメンテナンスが面倒。
・しまうときの脱着が面倒。
・弾くときに邪魔になる。
・見た目が好きではない。
アームがあるとたくさん奏法が増えますが、ギターはシンプルが良いという考え方のギタリストはたくさんいます。
それでもアーミング奏法の効果をつけたい場合は、ワーミーペダルで再現できるということです。
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