「インピーダンス」音響専門学校で勉強した音楽用語44
インピーダンス(Impedance)とは、電圧と電流の比のことで、電気信号の抵抗値のことをいいます。
わかりやすくいうと電流の流れにくさを表しています。
インピーダンスの量を表す記号が「Ζ」、単位を「Ω」で表記します。
音楽をやっていると、周りの機材にはインピーダンスの高いものから低いものまで差がすごくあります。
その抵抗値を接続し合う機材同士で上手く合わせていかないと、音が上手く流れていきません。
インピーダンスの高い出力から、インピーダンスの低い入力への接続は、基本的にやってはいけない接続です。
音響の現場では「ロー出しハイ受け」という言葉があるくらいです。
たいていの機材は「ハイの入力」と「ローの出力」になっています。
エレキギターやエレキベースなどのピックアップからの出力信号は、非常に高いインピーダンスなので、入力する機材のインピーダンスを確認しなければなりません。
コンパクトエフェクターなどはそのあたりを考慮して、ハイ入力のロー出力になっています。
「Hi-Z」(ハイインピーダンス)の切り替えボタンが付いているものは、エレキギターやエレキベースを録音する時はONにします。
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