DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

「アンプシュミレーター」音響専門学校で勉強した音楽用語67

アンプシュミレーター(Amp Simulator)

アンプマイク録りしたようなにできるエフェクターあるいはプラグインのことをいいます。

部屋でアンプを鳴らすような空気感なども設定でき、最近のアンプシュミレーターはかなり性能が上がってきています。

ハードウェアのものは性能が良いものは、本当にすごくよくできていて本物と間違えるくらいですが、価格がかなりしてしまいます。
それに比べるとDAWで使えるプラグインソフトは、かなりリーズナブルに手に入れることができます。

アンプシュミレーターを使えば、簡単にリアンプすることもできます。

DTMがまだ宅録に普及していない頃、MTRを中心に宅録をしていました。
そのころはまだアンプシュミレーターデジタル臭さが取れないものばかりで、みんな試行錯誤しながらギター録音していました。

ハードウェアとソフトウェア

アンプシュミレーターには、ハードウェアソフトウェアがあります。
それぞれ使い方に特徴があって、どちらのタイプもたくさんのミュージシャンが使用しています。

<ハードウェアの使い方>
・キャビネットとつないで、アンプヘッドの役割をしていろんなタイプの音をアンプから出す。
オーディオインターフェイスとつないで
DAWに録音する。


<ソフトウェアの使い方>
DAWの中でプラグインとして使用して録音する。
スタンドアローンで使用しミキサーとつないで音を出す。

ハードウェア

アンプシュミレーターハードウェアはこれまで少しずつ少しずつ進化してきました。

80年代、かなり前にTech21の「SansAmp」が発売され、たくさんのミュージシャンが長く使用しています。
特にベーシストはいまだによく使用しています。
当時はアンプいらずのプリアンプとしてライブでも使用していました。

コンバクトアンプシュミレーターとして人気だったのが、Line6の「POD」シリーズです。
今聴くとやはりデジタル臭さがありますが、当時は画期的でかなりの人が持っていました。
アンプシュミレーターという存在を広めた機材です。

そして、Fractal Audio Systemsの「Axe-Fx」でアンプシュミレーターが、エフェクターから本格的機材に変わったような感覚でした。
デジタル臭さもかなりなくなり、アンプシュミレーターレベルがグッと上がりました。

その後と「Axe-Fx」と並んで本格的アンプシュミレーターはたくさん出ています。
なかでも人気があるのは「KEMPER」「HELIX」「BIAS HEAD」などがあります。

ソフトウェア

ソフトウェアもたくさんのメーカーから出ています。
本格的で、DAW上で細かい設定が可能で、ゲーム感覚音作りができます。

<GTR 3>
プラグインメーカーで大人気のwavesのアンプシュミレーター。
昔からあるので使ったことのある人はたくさんいると思います。

<AmpliTube 4>
人気シリーズの多いIK MULTIMEDIAのアンプシュミレーター。
マイクの位置、部屋鳴り、スピーカーの種類など、細かいところまで調整できます。

<BIAS AMP 2>
細かいアンプの構造まで調整できるマニアなアンプシュミレーター。
音も良く、とても人気があります。

<BIAS FX 2>
「BIAS AMP 2」よりもエフェクターに力を入れているアンプシュミレーター。
プリセットもよく出来ていて、使い勝手が良いです。

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