「ループ」音響専門学校で勉強した音楽用語114
ループ(Loop)
つなぎ目なく繰り返すことのできるリズムパターンのことをいいます。
ループ素材は現在の世の中ではたくさん手に入れることができます。
ドラムの素材は便利でとても需要がありますが、ドラムだけに限らず、ギター、キーボード、ベースなど、どんな楽器でもループ素材はあります。
ループの良さの一つとして、短い小節単位のでタメを作り、それを繰り返すことによって、絶妙な一定のグルーヴを作ることができます。
これはループでしか作れないかっこよさです。
HIP-HOPなど、ループで気持ちいいグルーヴを作って、そこに言葉を乗せて表現する音楽が作られます。
ループ素材はDTMで大活躍
昔と違って、今はループ素材を使って簡単にリズムを組むことができます。
DTMを始めたばかりの人は、リズムの打ち込み方などいきなりはわからないので、ドラムのループ素材がとても重宝されると思います。
まったく何も楽器の弾けない人でも、ループ素材だけでパズルのように一曲完成させるという方法もあります。
効果音にループ素材を使ったりということも、よくよくあります。
「Bメロはこのギターのループを、バックにくり返し流す」
など、フレーズをループさせて使用することもあります。
このように、ループ素材はアイデアをどんどんプラスできる、とても便利なアイテムです。
世の中にループ素材はたくさんあり、それを使って曲を作る人はたくさんいますが、どれだけセンスの良い使い方をするかというところで差が出てしまいます。
やはり、たくさん音楽を聴いて、いろんなニュアンスを知っているセンスの良い人は、ループ素材でとてもかっこいい音楽が作れます。
ループによるグルーヴ
タメがある小節のくり返しは、ずっと聴いていると、とても気持ちいいグルーヴが伝わってきます。
つながりにぎこちないタメがあったとしても、くり返しくり返し聴いているとそれが気持ちよくなってきます。
いつの間にかそのタメを待っている自分がいます。
この小節のつなぎ目のぎこちなさが、くり返していくと促進力(そくしんりょく)に変わっていきます。
ルーパーを使ってループ作成
最近テレビなどでもよく見かける、一人でギターを弾いたり叩いたりして、どんどん音を重ねていって曲にしていくという演奏。
これはルーパーというエフェクターを使って演奏しています。
ボタン一つで「1回押し」「2回押し」「長押し」を踏み分けて使えるシンプルなものや、機能がたくさん付いたものまでいろいろあります。
少し演奏に技術が必要ですが、ライブで演奏するとなかなかの見ごたえがあります。
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