DTMお役立ち音楽用語

今さら聞けない音楽用語を簡単説明します。

「ミキサー」音響専門学校で勉強した音楽用語143

ミキサー(Mixer)

各楽器を集めて、ひとつにまとめコントロールする機材のことをいいます。

レコーディングスタジオで一番存在感をかもし出している、エンジニアスピーカーの間にある大きい機材です。
価格でいうと数千万円するものもたくさんあります。

ライブの現場でも中心になるところで、専門エンジニアコントロールします。
楽曲を生み出すになるのところで、操作にはかなりの知識技術が必要です。

レコーディングスタジオホール会場などに使われる大きなミキサー「卓」と呼ばれることの方が多いです。
コンソールとも呼ばれます。

最近ではチャンネルの少ないコンパクトなものも普及していて、オーディオインターフェイス機能付きのものもあり、宅録DTMでも活用されます。
DAWの中にミキサーエディット画面はありますが、実際にミキサー機材で触って確認するとわかりやすいです。

大きく分けると「アナログミキサー」「デジタルミキサー」タイプに分かれ、その中でもパワーアンプ内蔵「パワードミキサー」など、使用用途によって選ぶ必要があります。

「アナログミキサー」と「デジタルミキサー」

DAWにもミキサーエディットがあるので、DTMをやっている人ならミキサーの認識はあると思います。

そして実機のミキサーには、EQコンプなどエフェクターと同じように「アナログ」「デジタル」に分かれます。

それぞれ、メリット・デメリットはあります。

<アナログミキサー>
音の流れを直感的に把握でき、シンプルに調整できるミキサー。

--- メリット ---
シンプルでわかりやすく扱いやすい。
音本来の素材のままコントロールできる。
価格が安い。

--- デメリット ---
接続が長くなっていくと音が多少劣化してしまう。
設定の保存機能がない。
エフェクトなど便利な機能は内蔵されていない。

<デジタルミキサー>
音信号をデジタルに変えて、細かい処理までできるミキサー。

--- メリット ---
ミキサー自体がコンパクト。
内蔵エフェクトなどが多機能。
設定の保存もできる。

--- デメリット ---
操作を覚えるのが大変。
デジタル化による音の変化。
価格が高い。

「パワードミキサー」

ミキサーパワーアンプを通し、スピーカーから音を出力します。
この標準のミキサーを「ラインミキサー」といいます。

なかには、パワーアンプが搭載され一体化しているミキサーもあります。
このミキサー「パワードミキサー」といいます。

小・中規模な会場であれば、アンプ無しでもパワードミキサーが一台で、スピーカーから出力することができます。
デスクトップタイプのものとボックスタイプのものがあります。

パワードミキサーライブの場面では需要がありますが、DTMでのレコーディング作業はラインミキサーを使います。

YAMAHA 「AG03」「AG06」

DTMの普及とYouTubeなどの音声入力のため、チャンネルの少ないオーディオインターフェイス機能付きのミキサーがとても人気があります。

中でもYAMAHA「AG03/AG06」は使用している人も多く、とても人気があります。

ミキサーというよりオーディオインターフェイス色の方が強いですが、価格帯の中では音質も良く、コスパ最強と取り上げられることが多いです。

つまみ、操作もシンプルでわかりやすく、インプットジャックにはイラストが書いてあって、とても親切です。

もちろんファンタム電源も付いているので、コンデンサーマイクも使用できます。

EQコンプなどのエフェクト内蔵されていて、「マーシャル」系アンプシュミレーター内蔵されています。

コンパクト宅録DTM初心者にも最適でオススメです。

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